
3歳の子の育児に奮闘している、さおこです!
今回は、1歳のときに取り入れたら、子育てが楽になったモンテッソーリ教育についてご紹介します。
私がモンテッソーリ教育に出会ったのは、娘が1歳になるころ。
それまではたまひよの雑誌や、トツキトウカのアプリを使って学んでいましたが、
1歳になる頃にはどちらも終了…。
他に探しても、1歳以降のたまひよみたいな雑誌は見つかりませんでした…。
そのときに唯一、みつけた子育ての予習本がモンテッソーリ教育です!
本を読んで実際にやってみたところ、子どもとの関わり方が大きく変わり、子育てがラクになったように感じています。
特に、敏感期の考え方や環境の整え方を学びました。
取り入れやすいところから、みなさんも是非、やってみてくださいね!
おすすめの本
おうちでゆるくモンテッソーリをやりたい方にはこちらもおすすめ!
モンテッソーリ教育とは?簡単にいうと・・
まずは簡単な説明から…
モンテッソーリ教育は、イタリアの医師で教育者であったマリア・モンテッソーリ が考案した教育法です。
この教育法は、「子どもには自らを成長させる力(自己教育力)がある」という考えに基づいて、大人はその発達のサポート役を担うというものです。
代表的な考え方は次のようなものです。
- やりたいことに集中することで、自分で成長していく
- 特定の何かに集中する時期がある(敏感期)
- 子どもがやりたいことを自分でできる環境を作ってあげることが大切
- できないのではなく、やり方を知らない小さな人
子どもが自由に活動できる環境を整えて、教具(発達段階に合わせた特別な教材)を使っていきます。
そのなかで、子ども自身が主体的に学びを探求し、五感や集中力、自立心などを育むことを大切にしています。



代表的なものだけでも、ハッとさせられることがありますね。
他にも学ぶことが多くありました。
もっと詳しくモンテッソーリ教育について知りたい方は、「世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリ」がイラストも多く、わかりやすい文章でおすすめです!
モンテッソーリ教育で育児の予習ができた!


- 成長チャートで、できることがわかる
- 敏感期を知ると、親の心に余裕が生まれる



子どもの困った行動も、敏感期を知っていたことで対応できました!
イヤイヤ期も予習していたことで、ある程度乗り切ることができたので、予習は大切ですね!
予習①成長チャートで、できることがわかる
『0~3歳までの実践 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』の本限定になりますが、
巻頭の付録の「成長チャート」を見ることによって、子どもがいつ何ができるようになるのかパッと見てわかって良かったです。
それに合わせて、道具を用意したり、働きかけをすることができました。
例えば、「〇ヶ月でボールが蹴れるようになる」と書いてあれば、
ボールを用意したり、休みの日は公園でボール遊びの時間を作ろう、と見通しをつけるという感じです。
- 家の環境は整ってる?
- ママ・パパはサポートしてあげられてる?
と予習と振り返りができるのです。



はじめての育児でわからないことも多かったので、
子どもの成長に必要なサポートを予習できるのは、とっても役に立ちましたー!
予習②敏感期を知ると、親の心に余裕が生まれる
ティッシュをずっと引っ張り出したり、少し高さがあるところを歩きたがったり、水を出したがったり…。
親としては「やめて~」と思うこともありますが、この特定の何かに集中する時期のことを、
モンテッソーリ教育では「敏感期」と呼ばれています。
敏感期は子どもの力を最大限に伸ばしているタイミングで、
特定の分野の能力をぐんぐん伸ばしている貴重な時期なのです。



そう考えると、いっぱいやらせてあげたいよね!
うちの子が良くやっていたことは、
- 水を出して、手を洗う
- オムツケースから引っぱり出す
- 自販機のボタンなどを触る
などでした。敏感期を知らなかったら、やめさせていたと思います( ^ω^)・・・



敏感期を知っていたので、「なるべくやらせてあげよう」という思考に切り替わりました。
やめさせる方法ではなく、安全に、人の迷惑にならないようにできる方法を探すようになりました。



気が済むまで待ってあげられたのも良かったよね!
「能力を伸ばしている」と思うと、心に余裕ができたよ!
ふりかえると、敏感期は本当に数ヶ月くらいで終わってしまうので、短期間の間に思いっきりやらせてあげらて良かったと感じでいます。
3歳になったいまでは、オムツを出すことも、自販機も素通りしていますね。
あの時期が懐かしいです。
取り入れたら子育てがラクになったモンテッソーリの教え


- ”自分でやれる環境”を作ってあげる
- 親は干渉しすぎずに、見守ってあげる



この2つを取り入れたことで、子どもとの関わりがラクになりました!
”自分でやれる環境”を作ってあげる
モンテッソーリ教育では、子どもについて次の様に考えています。
「子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです」
逆に言えば、「環境を変え、やり方さえ教えれば、子どもは何でも自分でできるはずだ!」ということです。
引用:『0~3歳までの実践 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2021年4月,藤崎達宏著)
素敵な考え方ですよね!



子育てが始まったばかりの頃は、「何でもママがやってあげなくちゃ!」と思って、いろいろ手をかけすぎていた部分がありました。
モンテッソーリの考え方に出会ってからは、
子どもを信じることや環境を整えることを大事にするようになって、プレッシャーが減りったように感じています!
わが家では、子どもが自分でできるようにこんなことを整えてみました。
- 踏み台を用意して、手洗いや野菜、お皿洗いができるようにした
- 扉のない棚におもちゃを置いて、自分でおもちゃを選べるようにした
- 絵本の表紙が見えるようにおける本棚を用意
特に、踏み台はあることで、子どもとの生活がラクになったのでおすすめです!
手づかみ食べやあんよがはじまる1歳前後は、手が汚れることがたくさんありますが、
体重も10kgを超えてくるので、抱っこしながら手を洗うのも大変に…。
そんなときに踏み台があると、とっても楽でした!
水を出すことや手を洗うことも好きな時期なので、よく洗面所にいましたね。
付け置き洗いをしていると自分で洗いたがったり、水に興味津々だったりして30分くらいは遊んでいました。
ママ・パパが野菜やお皿を洗っているのも、踏み台に乗って見学していました。
モンテッソーリでは、親がやっていることを見学することも立派な「おしごと」なんだそうです。
親は干渉しすぎずに、見守ってあげる
「自分一人でできるように手伝う」、これが、モンテッソーリ教育の本質なのです。
引用:『0~3歳までの実践 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2021年4月,藤崎達宏著)
子どもとの関わり方も、とっても勉強になりました。
以前は、「子どもにはあれもこれもやってあげたい」と思って、いろいろ買ったり、働きかけてしていました…。
ですが、干渉しすぎてしまうと子どもの自主性を奪ってしまったり、
自己肯定感の低下やる気をそいでしまうことに繋がってしまうんです。
子どものためを思ってやったことが、負の連鎖を作ってしまうなんてイヤですよね…。



できるならプラスの連鎖を作ってあげたい!
そこで大事なことが、干渉しすぎず、そっとサポートしてあげることと知りました。
これができるようになったことで、一歩引いて見ることができて心に余裕が生まれました!
けっこう、ちょっとしたことでも干渉していることになるようで、ここは日々気をつけています。(まだまだ、やってしまうことも多いですが)
- 型はめパズルなどで、「それはここかな?」と答えを先に教えてしまう
- 靴を履けずにいたときに、子どもが助けを求めるより先に履かせちゃう
- 「次はこのおもちゃで遊ぼうか?」をすぐにいろんなおもちゃで遊ばせようとしてしまう
サポートで必要なことは、待ってあげる時間と心の余裕です。
時間はけっこうとられますが、
子どもが小さいうちで一緒にいられる時間は本当に限られていると考えると、
家事や用事は少し「サボっても良いかな~」と考えて時間を作っています。
取り入れて良かったモンテッソーリ教具


- モンテッソーリの棚
- おもちゃを入れるトレー
- 手作り教具
- ピックラートライアングル



これらを取り入れたことによって、
遊びの幅が広がったり、お部屋がスッキリと片付いて良かったです!
モンテッソーリの棚│わが家は無印のパイン材ユニットシェルフ
モンテッソーリ教育では、環境のひとつに「棚」を大切にしています。
赤ちゃんを次のステップへ導く大切な役割をしてくれるのが「棚」なのです。(中略)つかまって立つ、棚が子どもの自立を助けるからです。
引用:『0~3歳までの実践 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2021年4月,藤崎達宏著)
また、生後6ヶ月頃から4歳頃までは「秩序の敏感期」にあたって、ものごとの順番や位置を秩序立てて理解していく時期なんだそうです。
そうしたときに、棚の決まった位置におもちゃが置かれていると安心するし、
おもちゃも選びやすく、自分で片づけやすくなるのです。



わが家も、おもちゃが増えてきて、ちょうどおもちゃ棚を検討していたときだったので、
モンテッソーリの棚を意識して選びました!
モンテッソーリの棚は、
- 0~2歳は2段の棚
- 1~2歳は4段の棚
- 棚の正面は扉のないオープン構造
- 木製で、角が丸くなっているもの
が良いそうです!
ブログやインスタで探したところ、無印良品の「パイン材ユニットシェルフ(幅86×奥行39.5×高さ83)」が素敵だったので、こちらを購入しました。
お値段も12,900円(税込み)とお手頃で、大満足です。



子どもも「おもちゃは棚にある」ことを理解しているので、
新しいおもちゃがあるとすぐに気が付きます。



次に紹介するトレーにおもちゃを入れて収納したら、とってもスッキリしたもの良かったね!
おもちゃを入れるトレー
棚と同様に重要な役割をするのが「トレー」だといいます。
トレーがあることによって、子どもが教具やおもちゃを選びやすくなるだけでなく、
机の上に運んだり、片付けもしやすくなるのです。



棚とトレーの2つがあることによって、おもちゃの収納は見違えるほどキレイになりました!
ただ、私はトレーの持ち方や片付けを根気よく教えるところまではできなかったので、
娘も片付けてはくれません( ^ω^)・・・
日々、散らかったおもちゃを棚に直しています…。
手作り教具
家にあるものや100円ショップにあるもので、簡単に手作り教具が作れました。
おもちゃ代わりに遊びながら、手先が器用になっていったように思います。
モンテッソーリ教具は、本物を購入しようとすると、
ひとつで1万円近くするものもあって高価なため、手作りで代用することがオススメです!



娘が特にハマっていたのが、プラカップにストローを入れるお仕事!
これは何度も入れては出して、入れては出して…をくり返してやっていました。
種類も多く、簡単に作れる!
ピックラートライアングル
ピックラートライアングルは、木製の折りたためる室内すべり台です。
格子状の足場になっているので、遊びながら手と足をしっかり使えるようになるといった特徴があります。
モンテッソーリとは直接は関係ないようなのですが、
子どもの自立性や自己肯定感につながったり、モンテッソーリ教育の理念と一致することが多いということから、
海外では「モンテッソーリ家具」として知られているようです。
モンテッソーリ教育では、「手は第二の脳」と呼ばれているので、遊びながらたくさん手を刺激できるのは良いですね!



はじめは難しそうでしたが、
徐々に登れるようになって、
体の使い方が本当に上手になったと感じています!



暑い日や雨の日など、外遊びができないときに大活躍してるよー!
ピックラートライアングルについては、「ピックラートライアングルは買って正解!1年間使ってみたリアルな使用感は?メリット・デメリット、遊び方も」で詳しくレビューしています。


まとめ│育児の予習で心に余裕をもとう!
今回は、1歳のときから取り入れて、子育てがとっても楽になったモンテッソーリ教育の教えと教具についてお伝えしてきました。
育児は、予習と考え方を変えるだけで、だいぶ楽になります!
親によっても、子どもによっても合う合わないがありますので、
「これは良さそうだな!」と思ったものから取り入れて、少しずつ子育てを楽にしていってくださいね!
私も、モンテッソーリの考え方は積極的に取り入れていますが、教具や”おしごと”はほとんど出来ていません( ^ω^)・・・
でも、それで良いと思っています!
みなさんの育児がより楽に、楽しくなりますように🌸
こちらの本もオススメ!
流行や周りの意見ではなく、「自分の意見」が大事だということが、3年間子育てをしてきて感じています。
いわゆる育児書ではありませんが、自分なりの子育てのゴールを考えるきっかけになるので、
ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」もママ・パパにオススメです!